読了、数冊

結局「俗物図鑑」のあと、

 

大いなる助走 (文春文庫 (181‐3))

大いなる助走 (文春文庫 (181‐3))

 

 をすぐに読んで暗い気持ちになり^^;、連想が働いて小林信彦

 

悪魔の下回り

悪魔の下回り

 

 を読んだらこの作者の昔の小説が読みたくなって、現在

 

唐獅子株式会社 (新潮文庫)

唐獅子株式会社 (新潮文庫)

 

 と、

 

極東セレナーデ〈上巻〉 (新潮文庫)

極東セレナーデ〈上巻〉 (新潮文庫)

 

 を平行して読んでいる。「極東セレナーデ」は初読時に「大傑作」と思った記憶があるが、読みだしてみるとするすると物語世界に引き込まれてしまう。やはり傑作なのだろう。

若いころに読んだおもしろ本を読み返すのっていいなあ。でも改めて読み始めたら古臭くてがっかり、ということもけっこうある。

 

 図書館の閉架書庫からわざわざ出してもらって上の作品を読み始めたら、30数年前の記憶だと最初の100ページ位は巻措く能わざるというか息もつけないというか、すごいサスペンスフルだったはずなのに、いくらページをめくってもわくわくしてこなくてびっくりした。