車を買った
4月から軽自動車の税金が上がるという。3,000円だけど。しかし、3月まで納車したなら、この先何年乗っても7,500円のままだという。
今乗ってる軽は今年の5月に9年目の車検で、そろそろ買い換えるか、と家人(・・・元、をつけるべきかな)と相談していたところだった。
その上、4月からエコカー減税もなくなるみたい、ということで大急ぎで車種選定、ということとなった。
いろいろなディーラーに行ったわけだが・・・面白いもんですなあ。
一番ダメだったのも、一番良かったのもダイハツ。
ダメだった方は「お客様を担当します・・・」と出てきた営業さんがわかばマークのお姉さんで、私の容姿を見た途端ドン引きしたのがひと目でわかった修行不足な人。応対もいい加減で投げやりだったため、「じゃあパンフレットだけ下さい」といって出てきた。ま、貧乏臭い50ジジイの相手じゃ、熱も入らないわね。
良かった方は別のディーラーなんだけど、こっちはすごかった。おそらく40才くらいの遣り手営業マン。すぐに「見積もらさせて下さい!」と席に案内され、出てきた見積りが即決してもいいくらいのお値段の上、ちょっと席を離れるたびに「下取りはもう5,000円引けます!」とか「タイヤはBSにしてお値段このままで!」とか、いちいち攻めてくるわけです。
この人から買おう、と一度決断しかけて、やっぱりやめたのは、やっぱりmira e:sは小さすぎるかな、と。
ミラ イース - 第3のエコカー|カ―ラインナップ【ダイハツ】
通勤途中で見かけるミラ・イース、だいたい私よりずっと年上のじいさまばあさまが運転してるんだよなあ。
じゃあもう少し大きいムーブで、とならなかったのは、そのくらいのお金を出すならホンダに乗りたい、と思ったからで。
結局選んだのはこいつ
いや実は車種を選ぶのは簡単だったんだけど(だってホンダの軽で一番安いから)、どこで、だれから買うかってのがけっこう大変で、面倒だから詳細は省略しちゃうけど、もっと簡単に買えるようにしてくれない?が正直なところ。
ホンダのディーラーの場合、付属品価格が不当に高い感じがするのが不満だなあ。購入時のオプションがやたらたくさんついてきて困ったしまうスマホ契約、みたいな感じで。
その気になってよくよく見てみると、道路上ですれ違う軽ってほとんどがダイハツなのね。(少なくても私の住んでる町の場合)
選ぶ上で最も重視するのは「価格」という人が多いだろうから、やっぱダイハツの営業努力(?)ってすごいのかなあ。
ホンダはファンの上にあぐらをかき過ぎかもね。
補足:アルト(スズキ)
アルトも見積もり作ってもらいました。(車やさんを回りすぎて風邪を引いてしまいまたぜ)
これも初心者マークのおねえさんが相手してくれたんだけど、「これって最終回答ですよね?」と聞いた見積もりに「最終回答です」と高らかに返事をしてくれたその見積もり、車両本体の値引きが2,000円で目を疑った。彼女が営業マンとして無事成長していくことを祈ってしまうおやぢであった。
読了・光の指で触れよ
アユミはナイフを置いて、フォークを持った林太郎の手を握った。
会話が止まった。
え?どうしたの?という林太郎の顔。
「日本に帰るわ。あなたの畑、一緒にやる。
もう、ここで号泣。そのあと20ページほどエピローグあるのだけれど、実質的に物語はここで終わり。
いい話だった。文学って、こんなにわかりやすくて面白いものなのね。エンタメよりずっといいじゃん、と思ったのだった。
高橋源一郎が書く。
よく、「おもしろいものが読みたい」とかいう人がいるでしょう?なにいってるんでしょう。「おもしろいもの」はどこにだってあるのだ。起きている時間はずっと読むものを探しているわたしが保証しよう。
本当にそうだ。
池澤夏樹
このところずっと、池澤夏樹の文章ばかり読んでいる。
書評や評論やエッセイの類なら、けっこう読んではいた。しかし小説となると
そうかもう10年以上前の作品か。とにかく発売間もないころにこの作品を読んで大感動した。「全道民必読の書!」と周囲に薦めまくった。
ただあまりにこの作品が良すぎて、他のテーマの小説を読んでみようか、と手を伸ばすのを躊躇ってしまった。馬鹿なオレ。
この夏、池澤夏樹にはまったきっかけは
分厚い本と熱い本 毎日新聞「今週の本棚」20年名作選(2005~2011)
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たまたまこれを借りて、ザーッと流し読みをして、池澤夏樹の小説評がとても行き届いている感じがして、そういえばこの人の小説をまともに読んでいなかったことを思い出した。
で、けっこう前から気にはかかっていて、いつかは読もうと思いながら背表紙を眺めていた
これを読んだ。いやー、よかった。すごくよかった。もうこのまま、永遠にこの人の書く文章を読んでいたい、と思うくらいよかった。
最後にちょびっとだけ、私が住む町が舞台のなるのもなんだかうれしい。たしかに、あれこれ食べ物を注文できる地ビール屋が、レンタカーの会社のそばにあるわな。
北海道出身の人だから大まかな土地勘はあるだろうし、ちょいとネットで調べれば小説に書くだけの材料はそろえられるだろうけど・・・なんとなく、実際にちゃんと取材しているような気がする。身軽な人だから。
で、小説ばかりだと疲れるので(なんせ歳だから)、寝る前とかに気楽に読めそうなエッセイとかも借りてきて読んでいる。
とか
とか。
そして
これ。文庫は発売当時買っていて、気楽な旅行記だと思ったらけっこう重い考察集で、なんか疲れて途中で読むのを止めてしまった。馬鹿なオレ。
池澤夏樹の文章を読むのだ、と思って読んでみたら、「ハワイイ紀行」もこれまたものすごく刺激的で楽しかった。
そして。現在はこれを読んでいる。
いやー、正直言ってつらい。読みながら泣いている。ちょっとした1行で涙が流れる。
「キノコのことも忘れないよ。あの子もきみに会っただけであんなに喜ぶんだから。お父さんに会えばもっと喜ぶ。また一緒に暮らすのも喜ぶと思う。」
こんな何気ないアユミのせりふだけで泣いてしまう。読み終わるまでどれだけ涙を流すんだろう。
まだまだ読んでいない本がたくさんある。冬になるまでの間、楽しい思いができそうだ。
えーとたまたまてにとった
これも寝る前に読んでいる。この人のお馬鹿な文章芸は堂に入っていて、一種の凄みがある。笑えるけど。池澤夏樹より5歳年下。
読了、数冊
結局「俗物図鑑」のあと、
をすぐに読んで暗い気持ちになり^^;、連想が働いて小林信彦の
を読んだらこの作者の昔の小説が読みたくなって、現在
と、
を平行して読んでいる。「極東セレナーデ」は初読時に「大傑作」と思った記憶があるが、読みだしてみるとするすると物語世界に引き込まれてしまう。やはり傑作なのだろう。
若いころに読んだおもしろ本を読み返すのっていいなあ。でも改めて読み始めたら古臭くてがっかり、ということもけっこうある。
図書館の閉架書庫からわざわざ出してもらって上の作品を読み始めたら、30数年前の記憶だと最初の100ページ位は巻措く能わざるというか息もつけないというか、すごいサスペンスフルだったはずなのに、いくらページをめくってもわくわくしてこなくてびっくりした。
再読・俗物図鑑
発売日からすると、高校生の時に読んだらしい。筒井は中学3年の冬休みにがっつりはまった記憶がある。お年玉を使い、本屋の文庫コーナーで、並んでいる限りの筒井の本をまとめて買った。新潮文庫の、あの赤というか臙脂というかの、背表紙が目に浮かぶ。
ベッドの枕元に出版順に本を積み上げ、上から一冊ずつ手にとって読んだ。文庫本を全部読んだら、次はお小遣いの続く限りハードカバーを買った。
とにかく何を読んでもおもしろい作家で、断筆あたりまでずっと新刊はすぐに買っていたな。
なんとなく久しぶりに読み始めたらやはりむちゃくちゃおもしろい。図書館で借りてきたのはこれだけど。
そうか、この全集でさえもう30年前の発行なのか。
中高生の時に読んでおもしろかったけれど、年をとって読むとこれまたちがうおもしろさがある。他の作品も読み返してみよう。次はとりあえずこれかな。
わ、文庫も単行本と同じ装丁だったのか。おっとこれはkindle版ではないか。いくらなのかな。378円でござった。kindleにいれていつでもどこでも読める、というのもいいなあ。私の場合、職場と家の往復、しかも車で通勤だからあまり恩恵はないけど。
50おやぢの調理道具と食器などーこれだけで毎日の自炊に間に合ってます
なんだか最近、一人暮らしのための調理道具とか、何が必要かいろいろおもしろがって書く人が多い。その尻馬に乗って書いてみる。
前提
25年近く、4人家族の夕食を担当してきた。それなりの経験と、そして料理するのが好き、という性向を持っている。子供の時から台所で、お玉と蛇口で何時間も遊んでいたらしい。長じて、高校生くらいの時から自分でいろいろ作ることが多かった。
ま、事情があって(aha!)現在一人暮らし中である。生活費も非常に少ないので、自炊が必然。
一人暮らしを始めるに当たって、最低限必要だろう、と考えて用意したものは以下のようになる。えー、別宅(というか本宅というか)の台所周辺で余っていたものを持ちだした、というものが大半。
鍋
ステンレスの小鍋。直径15センチ位か。家に定規がないので(aha!)測れないんだけど。イメージとしてはこんな感じ。
朝食用のあらびきソーセージをゆでたり、袋麺のそばやうどんを茹でるのに重宝している。野菜のおひたしもこの鍋を使うな。
ステンレスの両手鍋。直径20センチ前後。
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パスタづくり、煮物づくり、などなど。主力だな。
そしてシャトルシェフ。
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これなしはもう考えられない。根菜類をゆでるのにもいいし、長時間の煮込みに最適。固ゆでたまごもこれで作ります。
わお、鍋はこれだけだ。
フライパン
20センチのフッ素加工のフライパン。安物過ぎて、1年で焦げ付くようになった。次はもう少しいいものがほしい。
26センチのフッ素加工の炒め鍋。いわゆる中華なべですな。
この2つで炒めもの、焼き物、揚げ物をまかなっている。こんなんで十分。
調理器具
包丁はホームセンターで売っている安物。1本で今のところ用が足りている。
まな板はニトリで売ってる白いやつ。
ざるは大小2つ。
ボウルも大小2つ。
お玉、フライ返し。
菜箸。
ピーラー。
キッチンバサミ。安物なので左右の刃がすぐ外れて落ちて危ない、という。
木べら。
やかん。これはいるでしょう。コーヒー用の細口のがほしいよう。
ホットサンドメーカー。直火用のやつ。
イオンで1500円くらいだった。平日の朝ごはんはもっぱらこれでホットサンド。
台所家電
冷蔵庫。小さい2ドア。下が冷凍庫になってるやつ。上が冷凍庫になってるやつは霜がつくので使いづらいよ、とヤマダの店員さんが教えてくれた。
炊飯器。タイガーの小さいやつ。お米はあまり好きではないので、炊くときは0.8合くらい(茶碗に山盛り一杯くらいになる)を炊く。保温、冷凍はしない。せめてごはんくらい炊きたてを食べないと。
電子レンジ。500Wのほぼレンジ機能だけのもの。オーヴン機能もついてるけどおまけという気休めだな。
オーブントースター。これはいるでしょう。
コーヒーメーカー。挽きたてのコーヒーが飲みたくて買ったけど、洗い物が多くなるのであまり使っていない。安物はミルが使いづらいよね。一人暮らしを初めてから唯一の残念な買い物。
食器
茶碗。お椀。各1個。
丸い皿。トーストが置ける大きさ。
四角い皿。肉や魚を置けて、付け合せものせられるもの。
大皿。もっぱら中華料理やパスタ用。30センチ位かな。
ラーメンどんぶり1個。
丼2個。麺類や丼のほか、煮付けやカレーなど多くできるものを冷蔵庫に保管するために使う。
サラダボウル1個。きまぐれにシリアル食べるときとかにも重宝。
小皿。形がちがうもの3種。けっこう使うな、調味料のあわせとか、水溶き片栗粉作ったりとか。
箸。フォーク。ナイフ。スプーン。各1個。
調味料
塩。
こしょう。
醤油。
料理酒。
みりん。
油、ごま油。
マヨネーズ。
チューブの生姜。
カツオ風味だしの素。
鶏ガラスープの素。顆粒。
・・・砂糖、酢、一味とうがらし、わさびなどなど、なくてもなんとかなるもんだな。ケチャップとソースもまだ買ったことがない。
欲しいもの
キッチンタイマー。アンドロイドタブレットのアプリで代用しているけど、やはり500円くらいの本物がほしい。というか買えよ。
オーヴン機能がちゃんとした電子レンジ。パンとかビザとか、作りたくなる時があるんだなあ。これくらいのがほしい。
それと食器棚。(aha!)
読了・ツィッター創業物語
この手のIT関連ドキュメントは大好きなので楽しく読めた。
しかしなんだか、子どもの喧嘩みたいな権力争いばっかりだ。技術よりの話はとても少ない。
Railsを「ルビーオンレイルズ」とカタカナ表記していていささか面食らう。
先日読んだ、
こっちのほうがかなり面白かったかも。