雑記

まだ雪はふらない。寒さはつのっている。この時間まで今日はストーブを微小で焚いている。

帰宅後ウォーキング。夕食は生姜焼き、もやしの炒め。マンネリなおかずじゃのお。

夕食後、疲れているのでだらだらネットの中をうろつく。

寝酒を飲み始めてから読書。

下町ロケット

 ３００Pくらいまで。まさに「倍返しだ！」という状況。

直木賞を獲った作品であるからして、ストーリーはおもしろい。下町の工場の意気やよし、という。

しかし悪役に感情移入ができないように書かれている作品って・・・、どうよ？である。これが宮部ならば、悪役然として登場してきた人物が、その来歴やら上司部下との関係やらをざっと描いているうちにいつのまにか十分感情移入のできる「キャラクター」になって、読者に「ああ、ちがう、ちがうだろ、お前、考え直せよ！」と叫ばせるようになる、のだろう。その分長くなるんだけどね。

とかなんとか比較しても意味はないな。池井戸潤は池井戸潤。エンタメに経済知識を織り込んで十分おもしろい。ついでにいえば、善側の人物に対する作者の扱いの暖かさに、思わず涙ぐんでしまう場面もあるし。