読書中:ミラー衛星衝突

ミラー衛星衝突 上 (創元SF文庫)

ミラー衛星衝突 上 (創元SF文庫)

 

「シャドウ・ストーカー」と一緒に借りてきた、こっちの方から読み始めている。久しぶりのマイルズ・ヴォルコシガン・シリーズである。およそ2年前の発売でありますな。

 

実はこのシリーズの大ファンで、どの作品も2回以上読んでいる。特に

 

無限の境界 (創元SF文庫)

無限の境界 (創元SF文庫)

 

 これは大傑作。中編だけど。

長い間続いているシリーズだけに新刊までに間が空いて、「ミラー衛星衝突」はなんとなく読みそびれていた。ゲーム熱中期だったし。この作品の後の

 

任務外作戦 上 (創元SF文庫)

任務外作戦 上 (創元SF文庫)

 

 これでマイルズがいよいよ結婚するようなので、順調に読み始めることができて喜んでいる。最初の100Pまでで投げ出すことが多いんだな、最近。

ビジョルドのSFは細かいガジェット類がイマイチ未来っぽくない、という弱点があって、SFよりファンタジーの方がずっと向いているのかも。しかしそんな弱点をはるかに凌駕するストーリー、プロットの面白さが魅力。

さてこの本、上巻だけで980円もする。ページ数はわずかに330P。上下巻合わせておよそ2,000円。600ページちょい。

「64」がハードカバーで1,900円なのに比べると、高いと感じる。翻訳とか版権とか、さらに売れる部数とかを考えると仕方がないのかもしれないが。図書館で借りておいてこんなこと書くのは盗人猛々しな。